前頁;2015~2017へ戻る

 視覚障害 高知県関連情報 2018年以降


LION誌 2018.3・月号P22ー抜粋引用

秋田で前進を続ける中途視覚障害者への支援の取り組み・・・視覚障碍者の安全を守る白杖・・・白い杖の登場は1921年。事故で失明したイギリスの写真家が、ドライバーに警告するサインとして自分の杖を白く塗ったのが始まりとされている。それから10年余りを経た1930年。フランスとアメリカで視覚障碍者のために行動を起こした2人の働きにより白杖は世に広まってゆく。その一人、フランス・パリに住むエルプモント夫人は、近所の盲学校に通うために通りを歩く生徒のことを心配し、
注意喚起に白い杖を利用するよう訴えた。
それから数か月後には、フランス大統領が盲目の退役軍人と市民に白い杖を手渡す贈呈式が行われた。そして、もう一人が、アメリカ・イリノイ州ビオリア・ライオンズクラブの会長だったジョージ・A・ボーナムだ。・・・白い杖に赤いバンドをあしらう4自らのアイデアをクラブに伝え、その賛同を得て市の当局者に書簡を送った。ボーナム会長の胸には、5年前のヘレンケラーの呼びかけ「盲人の騎士となって、暗闇とたたかってくださいませんか」が刻まれていたに違いない。
30年12月ビオリア市議会はアメリカ初の「白い杖安全法」を可決する。翌年のトロント国際大会ではこのビオリア条例のコピーが配られ、》白い杖に関する支援キャンペーンが全米に拡大。56年までにはすべての州で施行されることになる。日本では、60年に制定された道路交通法で、白杖を持った視覚障碍者の保護が定められた。・・・失明が「良く見える方の目で矯正視力が0.1あるいはそれ以下」、ロービジョンは「良く見える方の目で矯正視力が0.1~0.5」というアメリカの基準に基づいている・・・。白杖北を習得するライオンズの講習会・・・以下略。



index.html

inserted by FC2 system