第18回高知県地場産業大賞 2004.3.27高新
オゾンで汚水槽浄化 オゾン油脂酸化消臭システム エース環境システム(高知市竹島町)オゾンの濃度が高すぎると油脂を分解する微生物が死ぬし、コスト高に、
エコGMW横断(転落)防止柵 エスエス(高知市北竹島町) 仕儀の間伐材のなかでも用途の少なかった小径木を利用、木材の郷土や耐用年数を高めるため、力を分散する金属ジョイントやパラフィンを染み込ませる処理をほどこした。
活性保持水 for(企業組合くじらハウス、高知市大膳町)ポリフェノールの一種や深層水のミネラルを取り入れた健康ドリンク、総コレステロール値低下、1本280円
すいとるS すいとるシート 牛海綿状脳症(BSE)問題で牛の検査現場を見た、体重500kgの牛から血液が40l(40リットル)も流れ床は血の海。紙オムツの端材活用考案、不織布への袋つ8めとミシンがけを県内6つの福祉作業所に委託。「すいとるS]で血を吸い取り、床への流出はポリエチレンをトレイ型シートに加工した「すいとるシート」が防ぐ。
中古パソコン市場活況 年間シェアー7% 204.4.5 高新
項目1 高知エコ・デザイン協議会 2000.9.18高知市で設立
「高知エコデザイン地方議員連盟協議会」設立総会、49人で発足。2002.7.30高知市サンライズホテル。
エコデザインとは、製品やサービスの提供・生産プロセスの設計などに環境的配慮を取り入れることを言う。
エコデザインの実践(製造プロセスの改善・製品の最適化・社会システムの一心段階を経て)を通じ、持続可能社会の実現を目指すものであるという。
高知エコデザイン協議会は、エコデザイン<生産プロセスやサービスの提供・街造り等で環境的配慮を取り入れる>にとりくみ、環境負荷の低減・環境保全と産業の活性化(生産性向上)とを両立させ、地域のありかた等についても、普及・啓発・発信・情報交換・高知県におけるエコデザインの推進に関する事業を行う企業・行政・消費者による会である。会長は宇治電の西山彰一氏。副会長はハイパープラザの高村氏。漢方のテラオの寺尾氏。
環境産業メッセ エコプロダクツ高知2003(2月、高知ぢばさんセンター)
2002年12月の第6回国際デザイン・リソース・アウォード(IDRA)の受賞作品などの展覧会<IDRAはリユースまたはリサイクルされた素材や、環境負荷の低い自然素材を使い、製品をデザインする国際コンペティション>、環境調和性の高い素材(エコマテリアル)として注目され始めている竹とわしの展覧会、高校産業教育フェア(ロボット相撲コンテスト・エコパワーレースカーコンテスト等々。高知エコデザイン協議会主催。
エコテル 環境に優しいホテルの基準を満たした認証 HVSエコサービス社(1994〜、△地球環境保護への取り組み△生ごみなど固形廃棄物の管理△省エネ、△節水△従業員教育とコミュニティへの参加などを審査。合格の場合、グロ−ブ(地球)」という格付け制度で2〜5の4段階評価。わが国では、2,000年ヒルトン東京ベイが最高ランクのグローブ5つを獲得。四万十の宿はグローブ二つで合格。
廃棄物再製 2001.2 高知県の金星製紙;ペットボトル再生品 「エコポンリック」台所用水切り袋、フローリング等物拭きシート、換気扇カバー、掃除用ごみ袋 高知県宇治電化工業;家庭ゴミ焼却灰スラグ(1,200〜1,300度でスラグ→1,800度で再溶融し成形)の人造石<コンクリート用、アスファルト用骨材> ユイ工業;プラスティック減容梱包機
項目2 設立総会風景
中央の写真、左端は講師の山本教授。右側、左手にメモの山田雄二氏(APO特別顧問)。右端写真左端は寺尾様。
オゾンを利用して浴槽水をろ過・循環・再利用するシステム 「セラゾン」 2004.3.10 高新 写真入5段
塩素を全く使わない消毒システム。テラオ(高知市)が開発したオゾンを利用して浴槽水をろ過・循環・再利用するシステム「セラゾン」。大型機種では毎時100?の水を消毒できる。価格は1千万〜3千万。殺菌力は塩素の役6倍、レジオネラ菌などをほぼ完全に除去し、3ヶ月以上、浴槽水の水質を飲料レベルで維持できる。
平成3年に開発、7年に国の「資源有効活用整備費補助金」の指定を受け、施設が設置する際には国と件から合計4分の3の補助が出るようになっている。平成16年1月現在老人ホームやホテル中心に北海道愛知東京など37箇所の施設が導入。
項目3 APO(アジア生産性機構)は、環境保全と経済活動(生産性向上)との間に新たなバランスと統合を目指して、緑の生産性「GP計画」を1994年策定。
APO アジア生産性機構 THE ASIAN PRODUCTIVITY ORGANIZATION は東京に事務局。1961元加盟8カ国、現在18カ国:バングラディッシュ、中華民国、フィージー、香港、インド、インドネシア、イラン、日本、韓国、マレーシア、モンゴル、ネパール、パキスタン、ヒィリピン、シンガポ^ル、スリランカ、タイ、ヴェトナム(詳細は env@apo-tokyo.com
緑の生産性(GP) Green Productivity (向上)は、労働衛生・安全の改善、品質の向上、環境安全の推進、環境規則の遵守、企業イメージの向上、モラルの向上、持続的発展の推進、利益拡大へ
項目4 記念講演 東京大学国際・産学共同センター 山本良一教授
21世紀経済の成長エンジンは『エコデザイン』;再利用・修理・再製造・リサイクル・製品のサービスによる代替などのビジネスモデルの開発と普及が重要
毎年、日本の本州の半分に相当する1130haの森林面積が減少しつつあり、(これは環太平洋地域で深刻)、1分間に平均247人誕生・年間7,800万人ずつ世界人口が増大しており、人類の水需要はこの100年に6倍に(23億人分不足)。
穀物量は、1人:273kg×人口増=2130万トン。必要耕地=720万ha(収量2.8t/ha)。必要な水の量=213億t(利根川の年間流量の約5倍)。
毎年必要になってくるという試算である。暴走する消費経済と南北格差。20世紀型経済成長:共倒れ路線への誘惑。
灌漑農業 今後25年間に30〜70%の人口増と、灌漑用水を奪い合う地域
●アラル海集水域(カザフスタン、キルギス共和国、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン) ●ガンジス川流域(バングラデシュ、インド、ネパール) ●ヨルダン川流域〈西岸・ガザ地区、イスラエル、ヨルダン、レバノン、シリア) ●ナイル川流域(ブルンジ、コンゴ共和国、エジプト、エリトリア、エチオピア、ケニア、ルワンダ、スーダン、タンザニア、ウガンダ) ●チグリス・ユーフラテス川流域(イラク、シリア、トルコ)
環境消費=排出した汚染物質を環境に浄化させる。環境負荷の高いバブルな生活;環境収容能力(Ecological Carrying Capacity)=一定面積の生態系に無理無く永続的に負わせることの出来る人間の経済活動による環境負荷の上限。EF(Ecological Footprint)=ある特定の地域において、一定の物質水準の消費生活を永続的に支えるために必要な土地・水域面積の合計<主要52カ国のエコロジカル・フットプリントの合計は、1933年の時点で1.3倍(地球生態系の再生・処理能力を33%オーバー)>。資源効率・環境効率の向上:製品性能を高め・環境負荷を90%さげる年率8%の脱物質化の実現。食料の自給率の水準をヨーロッパ諸国の水準まで高める。
途上国は資源消費量をすこしずつ増加させながら脱物質的経済成長を進める。途上国の文化の多様性を保全しながら、インフラの建設・環境先進技術の供与が必要。グローバルな環境公共事業:環境破壊を伴いながら経済成長を強行しつつある国への説得。
「社会全体の資源エネルギーを下げるために、環境配慮型製品や環境先進企業の株を購入すること、そのようなマーケットをつくることが先決」
「保険会社の例:火事で丸焼けになったあと、省エネの家を建てると、余計に支払う。車間距離を長く取ることを署名した車は、掛け金を安くする。(追突も減るだろう)」。電子辞書で、ポケットに入る図書館。出張旅行をビデオ会議で節約。(其の他、モーダルシフトはトリレンマsub9頁参照)
「インターネットで音楽配信する」(ことによる省エネ)。「コシヒカリは1haで67tの炭酸ガスつまり石油を焚いている」(ことの是非)。
項目5 エコベンチャー・パートナーズ発足;200.11,14千代田区の如水会館
項目6
太平洋セメント土佐工場(高知市)が、高知カシオ(南国市)の薄膜トランジスタ(TFT)液晶表示装置の製造工程で出る廃ガラスをセメント原料に使っている。
セメント1トンを製造する場合、石灰石1,1t、粘土0.3t、ケイ石0.1t、鉄原料0.01t、のうち、粘土とケイ石の量を調整してガラスを原料として利用する。
カシオの廃棄物のリサイクル率は80%(2000.9月)に向上。
テラオ(高知市)の水オゾン処理;塩素系薬物やバクテリアをシュに使って殺菌する方式と比べてレジオネラ菌などが完全に死滅・災害時は飲用可能、節水効果大、カキ殻などでの合併浄化槽でBOD5ppm達成させたあとオゾン処理して循環させる「中水システム」<トイレの水を炊事や風呂・洗濯の排水などと合併処理した後、オゾンで殺菌してトイレへ戻す>
東洋電化工業(高知市、合金鉄メーカー)木炭をセラミックスで包んだ「ネオコール」(吸水力のほか、アンモニアガス、ホルムアルデヒドなどの吸着に優れ遠赤外線放射率も高いという。観葉植物用培養土、脱臭剤、浄水用、床下調湿剤などの利用方法が想定されている。2001.11.12高新
|