BGMはsomeday 前 頁 へ 

Big Map 第2頁    2010.3.5よりカウント カウンター.com
アクセスカウンター
直線上に配置

「Map高知」
は、メンバーが高知在住の方に限定しているという意味では御座いません、たとえば、高知が好きとか・いつかは立ち寄ち寄っいてみようとか、ご関心お持ちの方々は皆々様、大歓迎なのです。有志の方々のご参加を御待ちいたいたしております。

活動バイブルが更新(2011.5.18)されています。過年度は、「防犯」のカテゴリーでしたが、今年度は、「その他」のカテゴリーとして、地域安全・安心・防犯・防災・こども見守り等に限定されずに、ひろく「バリアーフリー構築、保健・医療又は弱者福祉の増進を図るため」の情報収集活動をすすめる。例えば、多目的トイレ・点字や音声対応案内トイレ・車椅子トイレとか電話設置箇所・観光案内所などなども・新しく収集情報の対象と出来るように書き込み用アイコンが用意されています。また、高知県全域を対象としました。

これらのことで、メンバーがすこしでも増えて・活動が活性化できたらという狙いです。本コミュニティ地図が広がり、利用者が増加し、さらに新しい世話人が多数巣立って行けるような展開を期待しています。
このコミュニティの「コミュニティエイリアス」は「mapkochi」です。携帯電話から投稿する場合に使用します。

このコミュニティの活動バイブルはこちらです、御覧くださいませ↓
http://www.bigmap.org/MDC_Bible/MapKochi_20110518.pdf


Big Map バリアーフリーマップ等

今回(2011.12.12配信)、BigMapはグリーンマップ横浜と共同で作成してきたこの地図アイコンを無償で公開し、全国で志を同じくコミュニティ活動する方々の活動を側面から支援することといたしました。
2.地図アイコンの特徴交通安全(25種)、防犯(17種)、防災(18種)、バリアフリー(12種)、一般(74種)の合計146種類の地図アイコン(24x24ドット)をインターネットアドレス指定から参照可能としました。BigMapのデジタル地図サービス上での利用のほか、Yahoo!ロコやGoogleマップの地図サービスなどからも呼び出して利用することができます。
なお、本地図アイコンの著作権はBigMapが管理し、「クリエイティブ・コモンズ 表示- 改変禁止 3.0 非移植 ライセンス」の下で提供されます。公序良俗に反しない限り、営利非営利を問わず、どなたにも無償でご利用いただけます。
3.地図アイコンの概要  アイコンリスト:
http://www.bigmap.org/icon/BigMap_icons.pdf 参照先: http://www.bigmap.org/icon/nnnnn.png(nnnnn は5桁のアイコン番号)

また、12月18日(日)はBigMapの第5回総会が開催されます。記念講演には「安全学」と「減災」をテーマとしてその道の一線でお仕事をされている方をお招きします。記念講演会は無料でどなたでも参加いただけますので是非ご参加ください。
詳しくは => http://www.bigmap.org/blog/article.php?story=20111112224445882 (真野)

―――――――――――――――――――――――――――――
◎気になるニュース
―――――――――――――――――――――――――――――

通学路情報、不法投棄情報、放置自転車、駐輪場、路上生活者,工事車両;消火栓、安心して歩ける歩道ほか信号機 横断歩道 歩道橋 踏切 カーブミラー 危ない 電柱 照明 公園照明 防犯カメラ 警察署および交番 地下道 犯罪危険場所 不法投棄情報 放置自転車 駐輪場 路上生活者 通学路マーク 好き 気になる 防犯注意 登校班集合場所 見守り場所 マッチング線 スクールゾーン改善要望 こども110番の家 めじるし 携帯GPS画像 消火栓・防火水槽 通学路 ホース格納庫 スクールゾーン 消火器 災害井戸・緊急給水栓 町内会・自治会館 ゴミ集積所 広域避難場所ルート エリア情報・・・地 図上にアイコン以外にも情報を書き込むことも出来る、図上の登録情報には写真を関連付けることも出来る、形態GPS画像も登録可能、設定により・情報の有 効期間設定・アラームのe-mail発信・公開レベルなどを登録・・。登録情報にはメモやコメントも書き込むこととも可能で(メモ削除可能)・意見交換や 地図上のコミュニケーションを促すことも出来る。印刷結果はPDFファイルとして出力(画像の解像度は3種類から選択)隣接地図とのオーバーラップ率は 0〜5%、10・15・20.25%から選択。携帯GPS写真の地図上表示可能(撮影場所・撮影方向表現可能)・・。読めば読むほど優れものなり

地図で読みたい情報を選択できます。防火水槽と危険人物徘徊場所のみを見たいときには他のアイコンは見えないように出来ます。
多種類の記号が用意されている ・・ほか多数在り。左クリックでバルーンが開き情報を読む・更に詳細情報で写真・動画・文章・情報提供者名も読める・情報の有効期限の設定や期限切れ前にアラームの設定も可能・・。まだまだ多くあるけれど、全部を使えるわけではなく、設立し所属するコミュニティの責任者から事務局に前もっての手続き承認が必要。


バリアフリーmapは、ハード面のみでなく・使い勝手も把握せなば・・・ バリアーフリー地図の実際
http://www.bigmap.org/doc/kaikatsu_tebiki.pdf  に詳しい


2011.12.14BigMap配信 2.地図アイコンの特徴
交通安全(25種)、防犯(17種)、防災(18種)、バリアフリー(12種)、一般(74種)の合計146種類の地図アイコン(24x24ドット)をインターネットアドレス指定から参照可能としました。BigMapのデジタル地図サービス上での利用のほか、Yahoo!ロコやGoogleマップの地図サービスなどからも呼び出して利用することができます。
なお、本地図アイコンの著作権はBigMapが管理し、「クリエイティブ・コモンズ 表示- 改変禁止 3.0 非移植 ライセンス」の下で提供されます。公序良俗に反しない限り、営利非営利を問わず、どなたにも無償でご利用いただけます。

3.地図アイコンの概要
アイコンリスト:
http://www.bigmap.org/icon/BigMap_icons.pdf
参照先:
http://www.bigmap.org/icon/nnnnn.png(nnnnn は5桁のアイコン番号)

また、12月18日(日)はBigMapの第5回総会が開催されます。記念講演には「安全学」と「減災」をテーマとしてその道の一線でお仕事をされている方をお招きします。記念講演会は無料でどなたでも参加いただけますので是非ご参加ください。
詳しくは => http://www.bigmap.org/blog/article.php?story=20111112224445882

視覚障害者へ危険・・・セミの声や工事中の音響で行方を失う・交差点の東西・もしくは南北の音響(カッコー、ピヨピヨの音量等の聞きにくさ)・低視覚者へ点字ロックの黄色(コントラスト)退色・交差点の信号機は10数年前は道路上横断歩道の端を向こう側に見て歩道との交点を上へ60cm左右に振りながら探していた(何かの工事マニュアルがあったのか)・ほかにも歩道と車道との段差が無い場所は・車道へ踏み込んでしまう危険・・

MDCバリアフリーテキストPDFのコピー 一部転載  編集委員長 鈴木伸治(横浜市立大学国際総合科学部 准教授 工学博士) 制作委員長 服部一弘(横浜市障害者施策推進協議会 委員   横浜市バリアフリー検討協議会 委員)   編集委員・制作委員 杉戸孝(株式会社シェアリングネット 代表取締社長)   編集委員・制作委員 櫻井淳(株式会社櫻井淳計画工房 代表取締役)  制作委員 松田浩章(地域福祉計画をすすめる上尾市民の会 代表) 事務局 野崎隆志 真野栄一 内田奈津子 小林和

1-1. バリアフリー整備を取り巻く状況

平成18年に、「高齢者、障がい者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(通称:バリアフリー新法)」が、施行された。この新法制定の背景には、平成177月に策定された「ユニバーサルデザイン政策大綱」があり、この大綱では、より一体的・総合的なバリアフリー施策の推進が必要であるとの方針が示され、「交通バリアフリー法」と「ハートビル法」を統合・拡充する形でバリアフリー新法が施行されたのである。

このバリアフリー新法では、さまざまな点が変更されたが、一つは身体障がい者のみならず、知的、精神、発達障がいなどすべての障がい者を対象としたこと、二つ目は、これまでの建築物及び交通機関に、道路、路外駐車場、都市公園、福祉タクシーを追加したことであり、より総合的なアプローチへの転換が進みつつある。

新法においては、多数の人が利用する建物(特定建築物)については、利用円滑化適合努力義務が課され、一定規模以上、または特定の用途の建築物については特別特定建築物として、利用円滑化適合義務が課されることとなった。

この新法の施行によって、個人住宅などの建築物を除く、大半の建物に利用円滑化基準への適合努力義務、適合義務が課されることになったことは、長期的にみれば、日本国内の建築物のバリアフリー新法への適合が進んでいくことで、都市環境のバリアフリー化の水準は向上するものと考えられる。しかし、一方で、こうした基準への適合によって、すべての障がい者にとっての障がいが取り去られるわけではない。

その理由としては、それぞれの障がい者が持つ、障がいの種類や、程度によって、バリアの感じ方が異なるという点が挙げられる。例えば、古典的な議論としては、路上の点字ブロックは、視覚障がい者にとっては、必要不可欠なものであるが、車椅子利用者にとっては、通行の障がいとなりうる。無論、点字ブロックの有無は、単独で移動する視覚障がい者にとっては、生命に関わる問題であり、その点については、車椅子利用者も理解をしていることから、現状としては、大きな問題に発展することは無いと言えるだろう。しかし、誰にとっても使いやすいというユニバーサルデザインの考え方については、ある程度、障がいの程度や種類を想定せざるを得ないという問題もあり、むしろ、そうしたデザインに対して、障がいの種類や程度に応じて、障がい者自身が順応していく必要もあると言えるだろう。

無論、バリアフリー新法は、国のユニバーサルデザイン政策大綱を背景として、制定されており、そこでは、「スパイラルアップ」の概念も導入されている。

この「スパイラルアップ」とは、具体的なバリアフリー施策などの内容について、高齢者、障がい者など当事者の参加の下で検証し、その結果に基づいて新たな施策や措置を講じることによって、段階的・継続的な発展を図っていくものであり、これは、国(地方公共団体)の責務とされている。

中略

1-2. バリアフリー情報の蓄積とパートナーシップ

障がい者や高齢者等とバリアフリー整備の状況チェックを目的とした活動を行っている、団体も数多く存在する。横浜においては、平成9年に福祉のまちづくり条例が制定され、平成11年に関内駅周辺地区を、条例に基づく第1号の福祉のまちづくり重点推進地区に指定した。この重点推進地区の計画策定にあたっては、市民・事業者・行政により「関内駅周辺福祉のまちづくり重点推進地区協議会」が組織され、人にやさしいまちづくりのための活動が行われた。重点推進地区の指定は、平成    中略

けた、同年 8 26 日カナダ・ノバスコシア州で交通事故により下半身が麻痺し旅を中断して日本に戻った。

1987年リハビリを終え、社会に戻ってきた。あたりの風景は以前と同じ顔をしているようにみえた。

1年ぶりの家(階段が5段ある公団の1階)は優しく迎え入れてはくれなかった。退院の際に婦長さんから「退院したら外に出てください」と言われたせいか、元々あまり家にいるような行動をしていなかったせいか、5段ある階段というバリアを壊して表に出ていた。具体的に言うと、玄関から出ると車いすをたたんで階段の上から下へ放り投げて、階段を手とおしりで降り、車いすを広げ地面から車いすに乗り、そして出かけた。

いったん外に出てみると、同じ顔だった社会が一変していた。歩道には高い段差、自転車、看板、水たまり、ゴミ。駅に行くと長い階段と職員対応。そして、低い位置になった自分を見つめる眼差しが悲しく見えた。

友が家からいろいろな所へ連れ出してくれた。あちこちフラフラしていたおかげで、その時に必要な道路地図はなかったが、トイレの情報や階段の有無情報は欲しかった。今、盛んに作られているトイレマップだが、当時は見あたらなかった。行き当たりばったり、当たって砕けろ!という外出だった。一人ではなかったので、それは容易にできた。中略

ユニバーサル情報がいらない地図

1986年に車いす生活を始めてから14年が過ぎた2000年。自分の中でどうしても続きをやりたいという思いが強くなった。仲間に応援をしてもらいながら2度目のバイクによるアメリカツーリングだ。持って行く地図は同じランドマクナリーだが、準備の段階で劇的に変わったものがあった。インターネットだ。調べれば調べるほど特別な地図は必要ない事が解ってきた。街が車いすを使っている人間に対応しているので(特にトイレ)、出発する前にトイレのある場所はどこにあるかとか、段差はないかとか調べる必要がない。また、それをADAという法律が保証していた。

実際に走ってみると、確かに気にしないでいられる場所がほとんどであった。それ以上に楽だったのは特別構えない、気軽な対応だった。位置情報さえあれば、14年間のフィールドアスレチック生活がおおよそ問題なく過ごさせてくれた。

バリアフリーマップ   目的別・専用マップ

2000年当時の日本は、まだまだ福祉のインフラ整備が不充分で、前出のトイレマップや車いすで使えるレストランガイド、車いすで泊まれる旅館ガイドといった本が出版されていた。障がいのない人の生活圏を社会が障がい者に解放し始めた頃の紹介本のようだと感じていた。

自分のような動くことが容易(車いすを使えて、自動車やバイクに乗れる)な身体障がい者にとって、拠点の情報はとても役に立ったが、その点と点を移動しづらいものにとっては、まだ越えなければならないハードルは多かった。つまり、人によって欲しい情報は違う。使用用途によって、住宅地図であったり、観光地図であったりと各種地図が出版されて来たが、用途はもちろんのこと、使用者の体の違いやコンディションの違いでも使う地図が変わる必要がでてきたという事である。

パーソナル地図

社会に出て来ることが可能な人の種類(障がいのある人、ない人・高齢者・子ども・外国人等)が増えてきた現代、それぞれの視点で書かれた地図でなければ、それぞれのニーズに対応できないのではないだろうか。では多様な視点を全て網羅したものがよいかと言うと、読み取る側からすれば選択する難しさができてしまう。そこで、ペルソナ(調べる人が、障害のない人だった場合の仮想の人物像(たとえば足が全く動かない等))が必要になってくる。自分と似たペルソナを見つけることであたかも自分が調べた地図情報のようになる。

若い頃の自分がそうであったように、体の違いを超越して、地図の上で旅をしていくことができ、夢をふくらませることができるということだ。

もう一つ重要な事に、レイヤーがある。多様な情報が一元的に提供されてしまうと、一見選択の幅が広がったようで実は選択しづらい事は既に書いたが、自分のニーズを地図に求めたときに、情報の量、質、種類、人によって必要なものと不必要なものがはっきり分かれる。それを一元的に提供することは紙の地図ではあまりにも種類を増やさなければならず、現実的には不可能だ。そこで、情報をペルソナ、情報提供者、時間、季節、場所、施設、人間、等々のレイヤーを作り重ね合わせることで見る人が欲しい情報が手に入るのではないだろうか。 7

未来のバリアフリーマップ

中略

デジタル地図には、その活用にパソコンや携帯電話などのデジタル環境が必要になるというデメリットはあるものの、データの保存性や再利用性、そして何よりも利用者に応じた最適化ができるというメリットが挙げられます。

現実のインターネット地図(デジタル地図)で、その具体例を見てみましょう。「MapFanWeb」をはじめとしたデジタル地図上では、ベースマップ上にテーマに沿った必要な情報をインタラクティブに表現することができます。図3-1-1 を例にとって示すと、赤のピンに示された数字がインタラクティブに表示された主題(宿泊施設)の情報です。この数字のピンは平面的には単に場所を示しているにすぎませんが、これを起点に宿泊施設名がポップアップ表示し、さらにここからこの宿泊施設のチェックイン時間、宿泊費用、電話番号などの詳細情報が掲載されたウェブサイトにリンクがつながります。

このようにデジタル地図においては、情報は紙の地図と同様に2 次元の平面上に位置を表現されるのは当然のこととして、ここを起点にディスプレイ上でオンオフ可能な階層構造を持った情報として表現されます。さらに、図3-1-2 に示したような地理的な情報に留まらない関連情報を含んだ多様な情報にリンクすることにより詳細な情報を伝えられる構造を持っているのです。

デジタル地図を活用したマップづくりにおいては、単に位置と名称を収集して整理すればよいというわけではありません。関連する情報も併せて収集整理していくことで、ユーザーがより高度な情報を利活用することが可能となるのです。

3.バリアフリー情報(汎化された属性情報)

調査対象となる施設の物理的な諸要素を収集整理する情報の階層です。バリアフリー対応のトイレ情報でいえば、トイレの広さ、非常用ボタンの有無や取り付け位置、トイレの利用可能時間など比較的物理的に記述が容易なものを指します。とはいえ、体系的に整理された情報を保有している組織があるわけではないので、施設の設置者や管理者への問い合わせ、現地取材などを通じた情報の収集整理が必要となります。【快活☆マップ】ではこの種の情報調査に有効な調査票を作成して、複数の調査員がバラツキなく情報の収集ができるような体制を提供しています。

4.バリアフリー情報(特化された属性情報)

数値化が難しいバリアフリー情報があります。たとえば、物理的な施設としてはバリアフリーの条件は満たしていないものの、従業員が手際よくカバーしてくれるので結果的にバリアフリーと同じ効果が得られる場合とか、逆にバリアフリー的な設備が整っていても、設備が故障していたり、利用時間に大幅な制限があったりすれば、効果的に活用できるものではなくなってしまいます。

このような情報は一定の基準にしたがった評価を行うのは難しいものです。バリアフリー施設の利用者が、その利用者の個性や特性(ペルソナ)に従って行動した際の主観的判断の積み重ねが、他の利用者に対する効果的な情報源となります。【快活☆マップ】ではこの種の情報調査に有効な調査票を作成して、個人の印象だけに頼らず、網羅的に情報の収集ができるような体制を提供しています。

5.お出かけのお薦め情報

最上層のお出かけお薦め情報は、なにかを食べたい、誰かに会いたい、心地よい空間を楽しみたいなどという欲求をかき立てるものであり、その内容は障害者と健常者で異なるものではないはずです。したがって、お出かけお薦め情報は、インターネットの世界で一般的に認められ、人気が高いウェブサイトなどの情報との参照を基本とした情報の活用を行うことが効率的であろうと思われます。したがって、【快活☆マップ】ではこの階層の情報収集を対象とはしていません。

このように【快活☆マップ】では、一般的なバリアフリーマップが対象とすべき5階層のうち、最下層と最上層の2階層の情報、および一部第2番目の存在としてのバリアフリー情報については外部からの調達運用を行うこととなります。

3-2. 情報収集のツールを理解しましょう

【快活☆マップ】で収集した情報を整理し、より有効に活用できるようにする情報プラットフォームとして、NPO法人BigMapが提供する「まっぷde コミュニケーション(MDC)」を利用しています。「まっぷdeコミュニケーション(MDC)」とは、BigMap がめざす「地図を通じたコミュニケ

ーション活性化」というテーマを実現するために、BigMapが自ら企画し、

開発したオリジナルのWebマッピングツールです。

インターネット経由でアクセスする地図の上に、会員登録されたメンバーが集い、場所を示す地図をベースとしたコミュニケーションを楽しみながら 情報を書き込み、オリジナルのマップを育てていくためのツールで、コミュニティ活動を行う市民には、無料で開放されている仕組みです。

標準化を視野においた設計では、デザインの統一性に破綻が生じることを避けるために、長期計画の基にフォーマットデザインを構築しました。また、先行している「グリーンマップ・アイコン」と、JIS規格化された「標準案内用図記号」と整合するデザインを基本コンセプトとしました。両者ともオープンソースとして公開されています(グリーンマップは登録制)ので、汎用として使えるものはそのまま使用し、不足なものを新たにデザインを起こすこととしました。

実地調査によるテーマの抽出を行いました。バリアフリー・アイコンデザインにあたって、グリーンマップ横浜のメンバーは障害がある方と一緒にフィールドワークを行い、数回のワークショップを経て、18種のプロトタイプを制作しました。【快活☆マップ】でさらに検討を重ね、9種のアイコンを完成させました。

モニター表示における視認性を確保するために、色彩、線の太さ、形状などのテストを繰り返し、デザインを決定しました。また、「標準案内用図記号」は主に屋外サインと印刷物向けの仕様ですので、モニター上の視認性確保のために、ガイドラインのポリシーに準じて一部修正を施しました。

4-1-1 調査項目と主な調査ポイント

  四角 ・・・ 施設
  三角 ・・・ 警告、注意、危険箇所
  円形 ・・・ 地点、ポイント
    ・・・ 危険、緊急
    ・・・ 注意
    ・・・ 安全
    ・・・ 安らぎ、自然
    ・・・ 歴史
    ・・・ 注意
    ・・・ ノンセクション

多目的トイレ  車椅子対応を含む、障がい者対応、オストメイト対応などの多目的機能がついたトイレ情報を調査する。一般トイレ  多目的ではない一般用トイレの設備状況を調査する。(高齢者向け手すり、視覚障がい者向けの点字表記、触知図の有無なども)

車椅子対応駐車スペース 台数、建物へのアクセスのしやすさ、店員への連絡インターホンの有無、管理人の有無などの情報を調査する。

オススメルート (グリーン線)駅、バス停などの交通拠点から施設までのおすすめのルート情報を調査する。経路上の道路の様子(信号機、横断歩道、歩道橋、休憩用ベンチ、案内表示など)も。車椅子通行注意個所(点と線  駅、バス停などの交通拠点から施設までのルート上の注意個所を調査する。地図を使い、工事区間等は線で、ピンポイントで注意したい個所は点で表す。

バリアフリーサービス情報従業員の対応ぶり、貸し出し用車椅子、ベビーカーなどバリアフリーサービスがどのように行われているか調査する

授乳室  授乳設備ベビーベッド、給湯設備など)のある場所について調査する

その他の車椅子対応設備上記以外のバリアフリー設備(案内板、点字案内板、誘導ブロック、エレベータ、エスカレータ、手すり、通路、屋根、テーブルの形状など)について調査する。 

多目的トイレ;ドアについて(ドアノブの形状、自動か手動か、幅、開けやすさ、ドアロックしやすいか、など) ・スペースについて(中で車椅子が回転できるか、介助者が入れるか、便器に乗り移りやすいか、など) ・内部設備について(手すり、水洗ボタンやハンドルは使いやすいか、非常ボタンは転倒時などに使いやすい位置にあるか、手洗いは使いやすいか、鏡は垂直に設置されているか、便器後ろの背もたれはじゃまにならないか、オストメイト対応か、ベビー・幼児対応か、など) 利用できる時間(店舗の営業時間、公衆トイレの場合鍵がかけられる時間など)

一般トイレ ・手すり付きはあるか  ・視覚障がい対応か(触地図、音声案内、点字表記などはあるか) ・清潔か

車椅子対応駐車スペース ;・発見しやすいか ・スペース、台数は十分か ・いざというときの連絡手段(インターホンなど)は近くにあるか      店内に入りやすいか

出入り口 ;・形状による使いやすさはどうか(引き戸か開き戸か、自動か手動か、引き戸の場合手前に十分なスペースがあるか、開けるとき重いか軽いか、など) ・スロープの形状による使いやすさはどうか(角度、長さ、路面など)      階段に手すりはあるか、

オススメルート ;・路面状況による走りやすさはどうか(快適か?不快か?すべりやすいか?抵抗があるか?路面の傾き、材質など) ・出発地から上りか下りか

・広い通路のとき、左右どちら側を通るのがよいか ・信号は青で渡りきれるか ・歩道橋エレベータの運転時間はどうか ・途中に休憩用のベンチがあるか(高齢者の場合) 雨の日、晴れの日による違いはないか(雨に濡れないか、ルートの途中何割に屋根があるかなど)

車椅子通行注意個所(点と線) ;植栽や池などに車椅子が突っ込まない配慮があるか(車椅子にとっての障害物の有無) ・歩道と車道の段差はどうか(狭い歩道で車椅子が脱輪する危険があるとき)    点字ブロックはあるか(車椅子にとっては快適でない) 点字ブロックの色付けは黄色か(視覚障害者には識別のためニコントラストの強い黄色でないといけない)

バリアフリーサービス情報 ;・設備が整っていても、従業員の知識不足でやさしさが阻害されていないか   とくに障がい者や高齢者への柔軟な対応がされていないケース(接客マニュアル、社員教育の不備)などについては積極的に評価する。

授乳室 ;・設備の使いやすさはどうかプライバシーへの配慮はどうか

その他の車椅子対応設備 ;・案内板の見やすさはどうか

・通路幅、床の材質による車椅子での通行しやすさはどうか

・テーブルの足入れ性はどうか(車椅子だと斜めがけを強いられないか)

4-3-1 施設別評価の観点例  

駅 構内設備、アクセス情報など。 とくにエレベータが利用しやすい位置(北口、南口など)にあるか?

(交通バリアフリー法上は1駅に1個所の設置義務しかないため、車椅子利用者が大きな回り道を強いられることがある。運転時間も重要)

バス停 屋根、案内板、誘導ブロック、アクセスなど。 乗降スペースが十分あるか (歩道がなく車道幅が狭い場合、車椅子で乗降困難な場合がある)

バスターミナル 屋根、案内板、誘導ブロック、アクセスなど。 ターミナルへのアクセスが階段のみの場合がある。

タクシー乗り場 屋根、案内板、誘導ブロック、アクセスなど。 乗り場へのアクセスが階段のみの場合がある

踏み切り 開いている時間、路面の凹凸など。

空港 ゲートまでの距離、車椅子乗り換えの必要性有無、リフト式バスがあるかなど。

車椅子は機内に早乗り遅降りか。機内に自分の車椅子を持ち込めるか、シップサイドで乗り換えか、受付カウンターで乗り換えか、などの情報も。

客船ターミナル 岸壁から船へのアクセス、浮き桟橋の場合は岸壁から浮き桟橋へのアクセス。

いずれも傾斜がきつい場合、職員による介助があるか、など

道路関係 歩道 舗装の種類、傾斜、幅、障害物など。 走行時のガタつき、傾斜による走りにくさ、など。

横断歩道 歩道との段差形状など

信号機 青の時間、音声付き(南北・東西でその交差点の交通状況で聞こえ方の違い)、カウントダウン付きかなど

歩道橋 スロープつきか、エレベータつきか、エレベータの運転時間など

ガソリンスタンド セルフかどうか、トイレ情報など。 道の駅 トイレ情報、車椅子Pなど。 車椅子Pの利用しやすさ、台数など。高速道路 SA PA トイレ情報、車椅子P、宿泊施設など。車椅子Pの利用しやすさ、台数など

各種施設  飲食施設 (レストラン、コーヒーショップ、飲み屋等)  通路の広さ、床の材質、テーブルの足入れ性、従業員の対応など

ショッピング施設 (複合施設、デパート、スーパー等) コンビニ 教養施設 宿泊施設 娯楽施設 スポーツ 講演緑地 医療施設 美理容 金融 行政 冠婚葬祭 福祉施設;通路の広さ、床の材質、商品の見やすさ、従業員の対応など

調査票の記入方法・記入者のプロフィール(年齢障害区分男女・・)省略、地図登録手順(iPhoneから等)省略 同コメントのつけ方省略 

中略

■開示請求文書

・文書は各機関・役所のホームページからダウンロードして入手する事ができる場合が多い

・役所により若干書式が異なるが基本的に記入する事項は共通している

・ホームページで入手できない場合は郵送で送ってもらう必要がある ■記入時の注意事項

<宛先について>

・開示請求文書の宛先は役所の「長」になる(例:神奈川県知事殿)

・請求文書を受け付ける窓口は情報公開室などだが、文書を保有しているのは役所そのもの

<連絡先について>

・団体などの住所、代表者の名前のほかに連絡先として請求者自身の名前や連絡先を記入する

<文書の特定について>

・何がほしいのかをなるべく具体的に記入する

・「バリアフリーマップ作成のため」というような文書の使用目的を書いておく

<行政文書の公開を請求することができるものの区分という欄がある場合>

・開示請求は誰でも行うことができるが、どのような人が請求するのかを確認する欄がある。いずれにしても県外・市町村外の者であっても明確な理由を記入して請求できる

<保有する部署名という欄がある場合>

・保有する部署名を記入する欄がある場合は、あらかじめ電話で確認などしておく

・「記入する必要はありません」とあるものについては役所側が調べることになる

<求める開示の実施の方法という欄>

・どのような形で文書を入手するのかにチェックをつける

・文書を直接取りに行けない場合は、「写しの送付を希望する」に○をつけるが、コピー代が高価になる場合がある

<メールアドレスについて>

・「開示の決定通知書の送付」など簡単なやりとりはメールで行われる場合もある

■開示請求文書送付

・開示請求を行うのに手数料が必要となる

・先に払う場合と先に払う必要がない場合がある。方法も様々なので役所の指示に従う

・文書を送付してから請求したものが手元に届くまでには2040日間かかる

■開示決定及び開示決定通知書到着

・開示決定が出るまで国の機関で30日前後、都道府県の機関で15日前後かかる

    決定が届いたら、開示実施にかかる手数料を(郵送などの場合は送料も)納める

中略

3)既に集められている情報を利用する

インターネットの急速な普及のおかげで多くの情報がインターネット上に公開されています。自分たちが作ろうとするバリアフリーマップに載せたい情報が集められているサイトがいくつかあります。検索サイトを利用して、例えば作ろうとするマップが対象としている「車椅子」などの語句と「団体」、「マップ」、「ガイド」などの語句を&検索すると、様々な団体の情報が得られます。 社団法人全国脊髄損傷者連合会 インターネット版『全国車いす宿泊ガイド』

http://www.raqoo.jp/sys/portal/

A 企業の情報の例

京王グループ

バリアフリー化のとりくみ

http://www.keio.co.jp/group/traffic/barrier_free/index.html

B 一般の人々の情報の例

あいちトイレ研究会  トイレ情報

http://nagoya.cool.ne.jp/toiletken/toilet/map/mapichiran.html

C 役所の情報の例 宮崎県

バリアフリー情報マップみやざき http://m-bfree.pref.miyazaki.lg.jp/

もちろん、これらの情報を利用する場合は必ずその団体や個人の了承をとって下さい。また何よりもその情報をそのまま利用するのではなく自分たちのマップのコンセプトに基づいて必ず自らで編集作業を行う必要があります。どの情報を載せるのか、その情報がそのままで対象とした障がいを持った人々にちゃんと伝わるのか、記号の大きさや位置はそのままでいいのか、古い44

情報ではないか、実際の確認をしたほうがいいのか、などなど見直しをするところは数多くあるはずです。

1)情報集めのノウハウを利用する

バリアフリーマップ作りはこれまで多くの人々や団体が行ってきました。こうした人々や団体の経験やそれに基づくノウハウは大いに利用したいところです。幸いなことにこうした人々や団体のいくつかがこれからバリアフリーマップを作ろうとする人々のために情報を公開してくれています。(以下のURLには全国のバリアフリーマップの一覧が掲載されています。こうした実例を見ながらマップ作りの経験やノウハウを知りましょう)

http://www8.cao.go.jp/souki/barrier-free/link/bfmapken.html

もちろんこれらの経験やノウハウをそのまま引用したりするときは必ず出典を明らかにしてください。またできればその人々や団体の了承をとって下さい。これらのものに個人の名前や住所が入っているときはこの個人情報の取り扱いにより慎重になる必要があります。了承を取るだけでなく、場合によってはこうした個人情報を削除して使わせてもらうことになります。

後略


直線上に配置

新しいアイコン例 (多にも数多く在りますので、本部に聞き合わせくださいませ)
   


index

inserted by FC2 system